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石黒:だいぶ酔ったな。でも、俺も酔ったから遠慮はしない。何を言うかと思ったら、人への妬みか。岡村、甘えるなよ。君は被害者のつもりか。君はこの会社で何をやってきたのか。部長の言いなりで自分の考えはないのか?君は浮島や上田を追いやった。この会社を伸ばそうとする人材の芽を、摘んでいるんじゃないのか。

岡村:次長、それは言い過ぎです。私は会社のためを思って……。

石黒:では聞く。君はこの10年の間に、何か新しいことをやったのか。君は、そういう新しい可能性を常に否定してきたのではないのか?

岡村:それは、泉下部長のお考えです。

石黒:そうか、部長の作ってきた結果か。君には自分がないのか?その結果、君が否定した浮島を泉下部長は欲しがり、君は外される訳か。それが君の信じてきたことの末路か?

岡村:……。

石黒:なあ、岡村、今からでも遅くない。世の中を見て自分の目的、目標を再設定したらどうだ。人生は長い。今からでも遅くない。

岡村:人生の目的を再設定するのですか?

石黒:そうだ。君だって若い頃は、なりたい自分や夢があったはずだ。

岡村:夢、なりたい自分……。

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