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 米Microsoftは2005年7月に,「Windows Server System for Medium Businesses」というWindows Server 2003ベースのバンドル製品を発表した(関連記事)。このバンドル製品は(1)「Windows Server 2003, Standard Edition」,(2)「Exchange Server 2003 Standard Edition」,(3)管理対象が10台までに制限されている「Microsoft Operation Manager(MOM)2005 Workgroup Edition」,(4)Windows ServerとExchangeのCAL50台分を組み合わせて割り引き価格を設定――から構成される。しかし,同社はこれらが一時的なものだとは,明確に言わなかった。

次期版は独立した製品
 今から考えると,そのことははっきりさせておくべきだった。Windows Server System for Medium Businessesは,中規模企業向けに適正な価格で適切な製品を提供し,また移行と導入に関する手本となる解説を提供する。しかし,「Small Business Server(SBS)」にあったような管理面の手助けとなるものは付属しない。

 Microsoftが先に挙げた製品すべてを,統合されたインストール,複数サーバーのサポート,統合された管理ツール――などを全て備えた本当の「Windows Medium Business Server」製品を提供したら,こんな素晴らしいことはない。

 この希望は叶えられるようだ。2007年初めに「Longhorn Server」(開発コード名)がリリースされた後にはなるが,Microsoftはそのような製品に取り組んでいる。「Centro」(イタリア語で「中央」の意味)という開発コード名が付けられたバンドル製品は,「Longhorn Server Standard Edition」,「Exchange Server 12」(開発コード名),「Internet Security and Acceleration(ISA) Server 2004」の次期版,開発中のいくつかの「System Center」ファミリの一部――によって構成されるはずだ。いずれも各製品の完全な標準版なので,Centroは既存のインフラにうまく溶け込み,あなたの会社と共に成長していくだろう。

既存製品のギャップを埋める
 Centroは中規模企業向け製品である。中規模企業とは,同社の定義では50~500台の管理されたPCを持ち,限られたITサポート・スタッフしかいない会社を指す。そうなるとCentroは,小規模企業向けのSBSと,大企業狙いのWindows Serverとの間にある明確なギャップをすっきりと埋める。

 現時点で最終的な評価を下すのは早すぎるが,少し考えてみたい。SBSに含まれる統合されたインストールと管理用のツールを,メインストリームのWindows Server製品群に欲しいと私たちはみんな嫉妬しながら見ていた。どうやらMicrosoftは,ユーザーの意見をきちんと聞いているようだ。