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自分の仮想フォルダを作る

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写真-2

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 それでは仮想フォルダを作る過程を見てみよう。先に触れたように,仮想フォルダはまず検索結果から作られるので,最初はWindows Search Engineを使って何らかの検索を実行する。Windows Vistaベータ1では,つまりスタート・メニューを開いてSearchをクリックすることになる。

 こうするとSearchウインドウが開かれる(写真-2)。ここで状況に応じて検索条件を入力する。簡単にするために,みんなが実行できることを何か試してみよう。あなたのシステムのどこかしらに2~3のドキュメント・フォルダが場所を決めずに置かれているとして,[Search for]の入力欄にあなたの名前をタイプしてEnterキーを押してみよう(またはSearchをクリックしてみよう)検索結果の表示領域は当てはまるファイルで一杯になるだろう(写真-3)。

 もし異なるタイプのドキュメントがたっぷりあると,Windows Searchはどんなデータ・ファイル・タイプの結果でも最初の10個しか表示しない。私のテスト・システムでは10の文書,10枚の写真,6本のビデオが見られる。しかし,本当は13の文書,343枚の写真,6本のビデオが存在しているのだ。Windows Searchはもちろん条件を満たせば全アイテムへのリンクも提供する。

 検索結果を仮想フォルダに保存するには,ツールバーの上にある[Organize]ボタンをクリックして表示されるドロップダウン・リストから[Save search]を選択する(写真-4)。デフォルトでは,Windows Vistaベータ1は,C:\<ユーザー名>\Virtual Foldersフォルダに,仮想フォルダを保存しようとするが,このフォルダは仮想フォルダを格納するためにあらかじめ作られている場所である。しかし,デスクトップやDocumentsフォルダなど好きな場所に保存することもできるし,好きな名前もつけられる(写真-5)。

 作成したばかりの仮想フォルダを開くと,先ほどのWindows Searchウインドウと同じウインドウが表示される。ただし,そのタイトルには仮想フォルダの名前が使われる(写真-6)。

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写真-4

写真-5

写真-6

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写真-7

写真-8

写真-9
 仮想フォルダが本当にダイナミックに変化するかどうかを確かめるために,新しいテキスト・ファイルを作ってそれがリスト内に現れるかどうかを見てみよう。スタート・メニューを開いて,[Documents]を選び[All Documents]仮想フォルダを開く(写真-7)。それから[Navigation]ペインの左にある[Documents]を選ぶ。そのドキュメント・フォルダの何もないところで右クリックし,[New(新規作成)]を選び,次に[Text Document]を選ぶ。アルファベット順で他の文書より上に表示されるように,それに「My new text file.txt」といった名前を付けよう。それから,普通はウインドウの下側にあるプレビュー・ぺインの中のAuthorフィールドで,あなたの名前がリストされていることを確認する(写真-8)。リストされていないのなら,その部分を選んで,あなたの名前を入力する。そして,あなたが作成した仮想フォルダを再び開いてみると,新しいファイルがリストに追加されているのが分かる(写真-9

メタデータがもっと利用できれば便利になる
 仮想フォルダを本当にうまく使うためには,Windows Vistaに対応したメタデータを持つデータ・ファイルがたくさん必要になる。それはつまり,もっと深入りして,自分のファイルに適切な著者情報を付けたり,キーワードや重み付けをしたりするということだ。

 以前,音楽ファイルにメタデータを結び付ける利用法があった。ところが,Windows Vistaでは,写真やビデオやWordファイルなどのデータが,今やメタデータを一緒に持てるようになった。これをたくさんも持てば持つほど,仮想フォルダがより便利になる。

 例えば,自分のWordの文書やExcelの表など,すべてのファイルに「work(仕事)」とか「personal(個人)」とか好きなキーワードを追加したら,検索を開始するときに,仕事や個人生活に関連する結果を非常に簡単に見つけられるようになる。この情報をどう整理するかはもちろんユーザー次第だが,うまく属性をつけた文書は簡単に探せるし,区別しておけるだろう。

 私が一番見たいと思ったのは,ExplorerシェルのNavigationペインにカスタムの仮想フォルダを追加する機能である。現時点ではこれを実現する方法はまだないが,後で追加される可能性はある。今のままで,仮想フォルダをデフォルトの場所である[Virtual Folders]フォルダに保存した場合,手動でそこにたどりつくまではそれを見られない。これでは,ほとんどの人が意識していない(また意識するべきでもないが)シェルの階層を,理解しなければならず,苦痛である。そんなことが起きる前に,デスクトップのような自分がすぐ見つけられる場所に仮想フォルダを保存するのが一番いい方法である。

素晴らしいシェルだ
 仮想フォルダはWindowsシェルに対する素晴らしい追加機能であり,ドライブ文字のない未来に進む大きな一歩である。仮想フォルダは,2007年に登場予定のWinFSで,さらにパワフルになると私は聞いている。そのストレージ・エンジンが,インスタント・アップデートと性能向上に加えて,どんなものを追加するのかははっきりしていない。今日,ベータ1では,仮想フォルダは既によく作り込まれていて,すぐにも出荷できそうなほどである。Windows Vistaが2006年末にリリースされるのに向けた行進曲に合わせて,あとはもっと洗練されるだけである。