
全米州CIO協会(NASCIO)の年次総会が9月21~24日にミルウォーキー市(ウィスコンシン州)のコンベンション・センターで開かれた。約500人(CIOを含む州関係者は119人)が参加した恒例の会議は、各州のIT幹部と民間企業の代表がおおっぴらに交流できる場だけに、セッションの合間の休憩時間には参加者がネットワーキングに励んでいた。あるCIOが言っていたが、「民間の連中は出張から戻れば、何人のCIOに会い、どんな会話をしたか詳細なレポートを上司に提出する」そうだ。それだけに各セッションの出席者は熱心にプリゼンに耳を傾け、質疑応答の際にも会場のあちこちで手が挙がった。NASCIO総会はまさに「仕事場」なのだ。
「エンタープライズに注目―効率とイノベーションを目指して」(A Focus on the Enterprise: Driving Efficiency & Innovation)が今年の総会のテーマだが、このリポートではグリーンITと職場の世代交代に焦点を合わせることにした。わが国でも関心の高いテーマだけに、文化の違いを超えて共有できる解決へのヒントがあるのではないだろうか(石川幸憲=在米ジャーナリスト)。
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