基本設計の基礎
目次
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Part5 基本設計におけるレビューの勘どころ
Part5では,基本設計フェーズにおける成果物の品質を向上させる施策について解説する。カギは,欠陥を除去するとともに欠陥を防止する仕組みを確立すること。重要な成果物については有識者を交えて「インスペクション」を実施することも大切だ。
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Part4 方式設計で利用できる「パターン」を知る
高品質で変化に強いシステムは,アーキテクチャの良し悪しに依存する。だがアーキテクチャの設計は,外部システムとの連携や性能・信頼性の確保など考慮すべき点が多く,困難を極める。そこで利用したいのが,先人たちが生み出した方式設計のひな型である「パターン」だ。
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Part3 オブジェクト指向の基本設計を理解する
Part3では,オブジェクト指向に基づく基本設計の方法論を,UP(Unified Process)をベースに解説する。下流工程で試行錯誤を繰り返さないためには,「実行可能なアーキテクチャ」を構築することと,アーキテクチャの利用方法を解説した「アーキテクチャ説明書」が極めて重要になる。
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Part2 設計手順の基本を身に付ける
Part2では,多くのシステム開発で実績を持つ日本IBMの「IBM-DOA」に基づく外部設計フェーズの手順を説明する。ここで紹介するDOAに基づく複合/構造化設計手法は,どんなプロジェクトにも応用できる基本的なアプローチだ。基本をしっかりと身に付けてほしい。
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Part1 今こそ「基本設計」のスキルを見直す
システムの構造や実装方針を決定し,アプリケーションの機能,データ,画面などを定義する「基本設計」。ITエンジニアの「コア中のコア」と言えるスキルだが,「最近弱体化している」と指摘する声が増えている。今こそすべてのITエンジニアが,ユーザーの高品質,短納期の要求に応えるために,「基本設計」のスキルを…
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基本設計の基礎
技術や製品の多様化,不十分な要件定義の増加,オフショア開発の進展などにより,基本設計の難易度がますます上がっている。一方で開発の現場では,新規開発案件において十分に時間をかけて基本設計を実施するケースのような,ITエンジニアが基本設計のスキルを磨くチャンスが減っている。そうした要因により,ITエン…