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 NetworkManagerによる管理では、従来のNetwork Administration Toolを使った場合に比べて自動実行される範囲が広がる。例えば次のような処理が自動実行され、従来とは動作が異なってくることに留意する必要がある。

接続の依存関係を自動設定

 NetworkManagerサービスは、システムブート時にsystemdによって起動される。DHCP利用時など、ネットワーク接続が即座には有効にならないケースにおいては、ネットワーク接続が確立するまで特定サービスの起動を待たなければならないことがある。そうした際は、systemdのunit内に以下のようにnetwork-online.targetへの依存関係を指定すればよい。

Requires=network-online.target

 NFSなどネットワーク経由でマウント処理をする場合は、network-online.targetへの依存関係が自動的に設定される。もし、サービスの起動処理が終了した際にネットワーク接続が有効であることを保証したい場合には、オンラインになるまで待機するよう以下のように指定する(ただし、30秒でタイムアウトする)。

# systemctl enable NetworkManager-wait-online.service [Enter]

イベント処理スクリプトの自動実行

 ネットワーク接続に関するイベントが発生すると、インタフェース名とイベントの種類(up、down、vpn-up、vpn-down、hostname、dhcp4-change、dhcp6-change)に応じた引数が付いて、「/etc/NetworkManager/dispatcher.d」ディレクトリー以下に配置されたスクリプトがファイル名順に自動実行される。