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質問

 技術的に優秀な人が辞めてしまい、悩んでいます。ご意見を伺いたいです。

回答:転職する前提で育成計画を立てましょう

 最初に正直に書きますが、この問題については、ぼくも日々悩み続けています。優秀な人が絶対辞めない素敵な方法があるのならぜひ教えていただきたいところですが、ぼくなりの思うところを書いてみたいと思います。(というか段々回答を書くのがしんどいご質問が増えてきたような…。もっと軽めなご相談でも大歓迎です!)

 まず、エンジニアが転職する理由は本当に様々です。報酬が理由なこともあれば、その企業で使っている技術が不満、ということもあります。他社に一緒に働きたい人がいる場合もあれば、会社の規模、場所、昇進しやすさなどが合わないこともあるでしょう。このほか、マネジャー職に就いたものの、メンバーとしてやり直したいと思ったり、プロジェクトが一段落し、なんとなく長く勤めたので変化が欲しいと考えたりする人もいるかもしれません。非常に多くの要素が絡みますし、常に隣の芝生は青く見えますので、上司としてはエンジニアのリテンション(引き留め)はなかなか難しい問題です。

 一方で、(ぼくの知る限り今はエンジニアが売り手市場だということもありますが)転職できる社員が会社にいる、というのはとても大事なのも事実です。プロフェッショナルなエンジニアとして自分に市場価値はあるのか、例えば全く違う会社にいったとき自分はそこでどういう価値が提供できるのか、そして逆に何が足りなくて何を学ばなければいけないのか、といったことを意識するのは個人にとって重要です。

 これは機会があるたびに自社のエンジニアに話していますし、自分自身についても折を見てそういったことを考えております。そのたびに、「あれも足りない、これも足りない」「この先、生き残れるか不安だからがんばろう」などと思います。いや本当に個人として、そうした意識を持ち続けることは必要ですし、会社にとっても、そのように自律的に成長してくれる人が集まった状態が望ましいと思います。実際、当社のエンジニアはそうした意識を持ってくれており、嬉しく感じています。ということで、雇う側としては当然常に市場を意識しておく必要があるわけです。