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質問

 前回の記事で「自分のキャパシティーを超える仕事はしない、と決めれば問題は解決されるわけです」と書いてありました。しかし、そういかない状況があるので悩んでいます。私の職場では「がんばれば何とかなる」という精神論者が大勢います。私が「自分の限界はここまでです」と主張してもなかなか聞き入れてもらえません。前回の質問者ではないのですが、ぜひ、この論点を掘り下げていただきたいです。

回答

 ありがたいことに、前回の回答に対してさらなるご質問をいただきました。実際のところ、たかだか800字程度で書けることは限られていますので、こうして一つのテーマについて深堀りできるのはうれしいです。

 いきなりですが、筆者は精神論を否定しません。というと、ものすごい勢いで誤解を招きそうというか招くに決まっていますが、要するに筆者は自分に甘いのを思い知っている、自分をわりとダメな人間だと思っている、ということです。ですので、自分だけで主観的に決めたスケジュール、負荷、その他何らかの閾値についてはあんまり信用していないし、してはいけないと思っています。ので、外部から「ここまでやりましょう」というプレッシャーをなんだかんだ受け入れることを否定していません(実は、この原稿も編集者の方に急かされてようやく書き始めている次第です)。もちろん、がんばればどんなことでも何とかなる、と思っているわけでもありません、念のため。

 で、それはそれで大事なこととして、問題はおそらくそんなレベルではなく、とにかくひたすらがんばれ、死ぬ気でやれば何とかなる、ということが定常化していつつ、かつ、改善の兆しというか、それを定量的に改善しようというアプローチがみられない、というような状況なのだと推察します。