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 「人と同じように会話できるはず」というチャットボットへの過剰な期待には、チャットボットの基礎技術といえる質問応答システム「Watson」を抱える米IBMも苦慮している。

 同社は、2014年に複数の米企業にWatsonを先行導入した際、「クイズ王に勝利したWatson」という顧客企業の高い期待に、実際に開発したアプリケーションが必ずしも応えられない課題に直面した。2015年以降は、Watsonでできること、できないことを事前に明確化するコンサルティング工程を導入することで、顧客の期待のコントロールに乗り出している。

 当面はフェイスブック、グーグル、マイクロソフトのチャットボットも今後、こうした理想と現実の狭間で苦しむ可能性が高い。

 第22回は、国内で「日本語チャットボット」を開発する試みを、第23回は、ディープラーニングを応用したチャットボット技術開発の最前線を紹介する。