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Proとの明確な差はあるものの、使用感は近づいた

 2017年モデルの全体的な使用感としては、はっきり体感できるほど性能が向上した点が印象深い。

 振り返ってみると、2世代前にあたる2015年モデルでは、明らかに動作が遅いと感じる場面が多かった。次の2016年モデルではアプリの起動速度などが大きく改善したものの、MacBook Proと併用していると、MacBook特有の遅さがところどころに残っていた。

 だが2017年モデルのMacBookでは通常利用時にはMacBook Proとほとんど違いが分からないほど、レスポンスが向上した感がある。

 ベンチマークテストとしてGeekbench 4を実行したところ、2017年モデル(第7世代Core m3、8GBメモリー、256GB SSD)ではシングルコアが「3610」、マルチコアが「6767」となった(写真10)。

写真10●Geekbench 4の実行結果(CPU Benchmark、2017年モデル)
写真10●Geekbench 4の実行結果(CPU Benchmark、2017年モデル)
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 一方、2016年モデルのMacBook(第6世代Core m3、8GBメモリー、256GB SSD)ではシングルコアが「2801」、マルチコアが「5483」だったことから、25~30%ほどスコアが向上した計算になる。スコアとしては2016年モデルのMacBook Pro(Touch Bar非搭載)に近い数値だ。

 実際のアプリケーションを使った例として、「Adobe Photoshop Lightroom CC」で200枚のJPEG写真のプレビューを作成する時間を計測した。2017年モデルは1分51秒、2016年モデルは2分23秒となり、処理時間は30%短くなった。

 ただし、冷却ファンを搭載するMacBook Proとは異なり、ファンレスのMacBookはCPUを長時間酷使するような用途には向いていない。通常利用時にはあまり気にならないものの、ファイルをクラウドにアップロードしながらLightroomを利用するなど、マルチタスクで負荷をかけると、キーボード面まで熱が伝わってきた。

 総評として、CPUの性能向上やキーボードの改善により、2017年モデルのMacBookはMacBook Proに近い感覚で利用できる。Touch IDがないなど不満は残るものの、まだMacBook Airを使い続けている人はもちろん、2015/2016年のMacBookからも移行を検討する価値があるだろう。