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 フロスト&サリバンが北米の通信ベンダーに向けて実施した調査によると、企業はモバイル技術に引き続き強い関心を持っていることが明らかになった。モバイル技術の中でも、特にビジネスプロセスの変革や生産性の向上、新たな収益モデルを生み出すことを可能にするモビリティソリューションが大きな関心を集めている。

モバイルサービス・技術への強い関心

 2015年半ば、北米のモバイル・ワイヤレスベンダーの意思決定者300人を対象に、モバイルビジネスに関する各社の志向や事業計画、これまでの実績についての調査を実施した。今回の調査では、マシン・ツー・マシン(M2M)や、モノのインターネット(IoT: Internet of Things)のポートフォリオの一部となる「モバイル資産トラッキング」に関して詳しい調査を実施した。

 M2Mが日本のICT 業界の成長を活性化することが期待される中で、北米市場の動向は日本のベンダーや企業にとって特別の関心事ではないだろうか。

モバイル資産トラッキングの定義と有望な産業分野

 モバイル資産トラッキングは、ワイヤレス追跡装置を用いて、持ち運び可能な有形資産を遠隔探知・監視するソリューションである。これらの資産には、輸送中の物品や持ち運び可能な携帯機器が含まれる。追跡装置は資産に取り付けるか、輸送コンテナに一緒に入れられる。

 モバイル資産トラッキングの包括的なソリューションは 、一般的にアプリケーション・ソフトウエア、ハードウエア追跡装置(通常は動作や光、温度などを検出可能なセンサーを装備)、ウェブベースの管理ポータル、データネットワーク・サービス、選択されたサポートサービスによって構成される。

 モバイル資産トラッキングのソリューションにおいて高いポテンシャルを持つ産業分野には、建設やエネルギー(企業が所有する持ち運び可能な資産の追跡)、消費者向けパッケージ商品や医薬品(地点Aから地点Bへの輸送中の貨物の監視)などが挙げられる。今回の調査結果では、モバイル資産トラッキングに向けた企業からの関心の高さや、市場の高い成長見込みを示している。。

* モバイル資産トラッキングに対する強い関心:
現在まだ比較的新しい製品カテゴリーではあるが、回答者のうち4分の3が、モバイル資産トラッキングのソリューション を既に展開しているか、あるいはいずれ実施する計画であると回答している。

* 好ましい組み込み型ソリューション:
回答者のうち88%が、完全にカスタマイズされたソリューションよりも、少なくとも70~80%が既に標準化されている組み込み型のモバイル資産管理アプリの購入を好むと回答している。また、組み込み型ソリューションの拡張を選択すると答えた回答者は、外部の第三者を用いるよりも社内の人材を利用することを望んでいる。