ITpro Report
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[脳に挑む人工知能2]脱ノイマン型へ、IBM70年目の決断
動物の脳は、恐ろしく省エネルギーかつ高性能な超並列コンピュータである。この脳の仕組みを参考に、これまでのアーキテクチャとは根本的に異なるコンピュータを開発する試みが、米国、欧州、そして日本で始まっている。
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[脳に挑む人工知能1]驚異のディープラーニング、その原型は日本人が開発
人工知能技術の新潮流「ディープラーニング」が、物体認識を筆頭に音声認識、自然言語解析、医薬品候補の探索などで、他の技術を圧倒する性能を示している。ディープラーニングは、コンピュータ科学の最新の成果であると同時に、コンピュータを劇的に省電力化する新アーキテクチャの実現や、脳が人間に知性をもたらす秘密…
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ベンチャーのクラウドサービスでノウハウ共有、来年は小型草刈りロボットが駆け回る
hototo、フューチャアグリ
「右手にくわ、左手にiPhone」。山梨県で減農薬のブドウやイチゴなどの生産から加工、販売、さらには飲食店も展開する農業生産法人hototoの代表取締役である水上篤氏は、同社のスタイルをこう表現する。「農家は昔から自分たちで道具を作ってきた。各地で採れる作物が違うように道具も自分たちに合ったものが…
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農業法人がゼロからトレースシステム構築、フランチャイズ展開のベンチャーも起業
ファーム・アライアンス・マネジメント、松本農園
農作物の“見える化”の仕組みを自ら作り出し、2009年から提供しているのが熊本県で根菜類を中心に延べ50ヘクタールの農園を展開している松本農園だ。コンシューマにこうした“見える化”サービスを提供できるのは、松本農園が農作物のトレーサビリティーシステムを自ら開発し、使いこなしているからだ。
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地元農家と地場のIT企業がタッグ、気象ビッグデータで予測農業に挑戦
坂の上のクラウドコンソーシアム
事前に気象の変動が分かれば、作物の気象被害を防げる――。そこに注目したのが「坂の上のクラウドコンソーシアム」だ。同コンソーシアムは愛媛県労働経済部などの支援を受け、愛媛県の農業界、地元のIT企業、気象情報会社などがタッグを組み、予測農業に挑戦している。
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マイコンボード「Arduino」で自作センサー農業、栽培農家がソリューションベンダーに
金沢農業、金沢大地
農業人口の減少や就農者の高齢化、耕作放棄地の増加など日本の食の原点である農業が岐路に立たされている。「もはや待ったなし」。こうした状況で期待されているのが農業のIT化だ。生産性向上、効率化、大規模化などを掲げ、海外ベンダーや大手ITベンダーのソリューションが話題に上ることが多い。だが、それに先んじ…
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脆弱性見つける報奨金制度、予想超える成果もリスク覚悟
リリース済みアプリやサービスのセキュリティを高めるための一つの手法として、「脆弱性発見者に対する報奨金制度」がある。外部の力を借りることで脆弱性を見つけやすくなる半面、「安上がり」「楽ができる」などと安易に考えて導入すると、思わぬ批判を受けたり対処し切れず炎上したりするリスクがある。
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[Docker解説]「コンテナ」単位でシステム構成を“固める”
近年、注目を集めているDockerについて解説する。DockerはGo言語で記述された、オープンソースの「コンテナ」実行環境だ。ここでいうコンテナとは、アプリケーションのソースコードと、そのアプリケーションに必要なバイナリーコードやライブラリ、アプリケーションと一緒に動作するミドルウエアなどを、一…