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 このように様々な種類のセンサーが使われているのは、それぞれ得意不得意があるためだ。カメラは障害物の形状認識には強いが、夜間はライトなしには全く機能せず、また雨・霧・雪といった悪天候に弱い。現状での各センサーの得意不得意を表2にまとめる。

表2●各センサーの得意不得意
表2●各センサーの得意不得意
出典:http://thepage.jp/detail/20140609-00000028-wordleafをベースに情総研作成

ミリ波レーダーについて

日本における法的定義と標準化

 電波法施行規則には、「免許を要しない無線局」の一つとしてミリ波レーダーと使用周波数帯が規定されている。本規則を受けて、60GHz帯、76GHz帯、79GHz帯でミリ波レーダーとしての技術的要件が策定されており、ARIB(電波産業会)がARIB STD-T48(60GHz帯、76GHz帯)、STD-T111(79GHz帯)で標準化している。

電波法施行規則 第6条第4項(11)
ミリ波レーダー(ミリメートル波帯の周波数の電波を使用するレーダーであつて、無線標定業務を行うものをいう。)用で使用するものであつて、次に掲げる周波数の電波を使用するもの
 (1) 60GHzを超え61GHz以下の周波数
 (2) 76GHzを超え77Hz以下の周波数
 (3) 77GHzを超え81GHz以下の周波数
※条文の漢数字は算用数字に変更した。

ミリ波レーダーの特徴

 表2に示したように、ミリ波レーダーは測定可能距離が長く、昼夜で性能差は生じない。また、赤外線ほどではないが悪天候にも比較的強い。一方、現時点では歩行者や自転車など小さな障害物の検知能力が弱いとされている。