PR

 イノベーションは常にビジネスを変えてきた。現在、クラウドという新たなイノベーションが数多くの企業に力を与えている。

 クラウドは場所に依存しないサービスの提供が可能になる点が大きな強みだ。仕事の生産性を高め、膨らむITコストを抑制し、事業継続リスクの低減にも貢献する。しかし、クラウドに闇雲に投資すればよいわけではない。今一度、クラウドの意義を見つめ直してほしい。なぜクラウドが求められるのか。すべてはビジネスのためだ。

 クラウドといえば、標準化したITインフラやアプリケーションをサービスとして利用するパブリッククラウドが代名詞のように語られるが、オンプレミスを発展させたプライベートクラウド、パブリックとプライベートを組み合わせたハイブリッドクラウドなど多種多様な形態が存在する。

 その中から、自社のビジネスに最適なクラウド環境を選択する必要がある。これがクラウド時代に求められる最善の選択肢だ。オラクルのクラウド戦略の原点もここにある。

センサーを埋め込んだデジタル錠剤、投薬反応の調査や慢性疾患に役立つ

日本オラクル 代表執行役社長 兼 CEO 杉原 博茂 氏
日本オラクル 代表執行役社長 兼 CEO 杉原 博茂 氏

 オラクルの最大の強みは、ビジネスの基盤となる高信頼・高性能データベース製品の豊富な展開にある。世界中の様々な企業に導入されており、数々の実績を残している。SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)プロバイダーのうち、世界上位10社すべてがオラクル製品を活用しているのはその証左だ。データに着目することで、これまでにない新しいサービス、従来の枠組みを超えた新たなビジネス創出の道が開ける。オラクル製品を使って革新的なビジネスを展開する企業は少なくない。

 米ベンチャー企業、プロテウス・デジタル・ヘルスのケースはその好例だ。砂粒ほどのセンサーを埋め込んだデジタル錠剤を使ったヘルスケアサービスを展開する。患者がこの錠剤を飲むと薬は胃酸で溶け、センサーが服薬後の生体情報を収集・発信する。その情報を活用し、投薬反応のモニタリングや慢性疾患管理に役立てている。すでに米国の食品医薬品局(FDA)の認可を受け、データを活用した新しい医療サービスとして期待が高まっている。

 また、スターバックスはスマートフォンを活用した顧客向けサービスを展開している。GPSの情報をもとに店舗の近くにいる顧客にクーポンを配信し、顧客はそれを店舗で提示するだけで注文と決済が完了する。タイムリーな情報提供に加え、顧客を待たせない迅速な対応により、リピーターの来店率向上を図る。

 日本にも先進的な会社がある。その1つがキヤノンである。世界中に点在する100万台を超える複合機が発生する情報をクラウドに蓄積する仕組みを構築している。複写機の状態をリモートで把握し、業務に支障が出る前に部品交換などを行うプロアクティブな保守サービスを実現し、顧客満足度の向上を図っている。

クラウドは戦略的事業の1つ、積極的なM&Aと研究開発

 オラクルはクラウドを戦略的に最も重要な分野ととらえ、積極的なM&A(合併・買収)と研究開発に力を入れる。過去2年間で買収したのは18社、うち15社はクラウド関連企業だ。クラウドの研究開発投資は年間500億円に上る。

 その成果は新たな技術革新へと反映されていく。その1つがDatabase as a Service(DBaaS:ディバース)だ。サーバーやストレージなどの共有ハードウエア上に複数のデータベースを高密度に集約し、データベースプラットフォームをクラウド型で提供する。検証済みの構成を基本としているため、データベース環境を即座に利用できる。多数のデータベースを1つのプライベートクラウドに統合することができ、データ活用の柔軟性と可用性は向上する。このDBaaSを基盤に多様なアプリケーションをサービスとして提供することで、それぞれの会社のニーズに合った最適なクラウド環境を実現できる。

図 Database as a Service(DBaaS)の概要
図 Database as a Service(DBaaS)の概要
[画像のクリックで拡大表示]

 このほか、オラクルのエンジニアド・システムはハードウエアとソフトウエアが一体となって最適に動くように設計・実装されたシステムで、データセンターの近代化に貢献する。高い処理性能を発揮し、多様なアプリケーションと連携した垂直統合型システムを容易に構築できる。オンプレミスやクラウドの基盤強化を実現し、データ活用を加速する起爆剤となる。

 これまで長年蓄積してきた情報は競争で優位に立つための源泉である。その情報を最大限に活用するうえでデータベースは重要な役割を担う。オラクルは今後もデータベースを基点とするクラウド戦略を推進し、数多くの企業の持続的な成長のお役に立ちたい。