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アメリカ法人設立の理由

写真3●AgICの英語版Webサイト。Webのコンテンツはバイリンガルで構成している
写真3●AgICの英語版Webサイト。Webのコンテンツはバイリンガルで構成している
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 話は戻りますが、たった2人で創業したAgIC株式会社(写真3)がまだ製品の販売も開始していない時点で、アメリカに法人を設立したとき、かなりのリスクをとったと思います。西田氏が合流してくれたからというお話は第2回で伺いましたが、もうすこし詳しい経緯を聞かせていただけますか。
「われわれがアメリカ法人を設立したのは、最初から事業をグローバルに展開していくと決めていたという前提があります。少なくとも日米は同時に広げていこうと思っていました。スピード勝負ですから、日本で展開してからアメリカに進出という手順は踏んでいられなかったんです」

 ライバル会社に対抗するためですね。
「その通りです。ライバルと闘うためですね。アメリカに法人がないと、アメリカ国内での展開は確実に遅れてしまう。そこを加速するために作りました」

 代理店を通すとか、駐在員を置くという選択肢はなかったのでしょうか。
「販売だけなら、それも可能です。われわれはアメリカ特有の製品を開発したかった。西田の肩書きは米国法人代表ですが、私と同じエンジニアなので、実際に現地で商品の開発ができる。さらに、自社開発だけではなく、いろいろな会社と共同開発していくには、現地で情報交換をして、パートナーシップを結んでいく必要があります」

 アメリカ特有の製品って、どんなものでしょう?
「例えば、アメリカのイベントに出展したときに展示したグリーティングカードです。グリーティングカードはアメリカの文化であり、アメリカ特有の市場です。アメリカにいないと、光るグリーティングカードみたいな発想は出てこないですね」