多様な機種がある電波時計は、正確な時間を確認できて便利ですが、部屋の場所によっては、うまく電波を受信できません。そこでRaspberry Pi(ラズパイ)から時刻合わせのための電波を出して、部屋のどこでも受信できるようにしましょう。電波を出すアンテナは安価なビニール線をコイル状にするだけで作れます。

連載
ラズパイで電波を送り電波時計を合わせよう
目次
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[4]ラズパイの時間を正確にする
前回までで、Raspberry Pi(ラズパイ)を使って電波時計の時刻合わせができるようになりました。とはいえ、Raspberry Piの時間が正確でなければ、電波時計も狂うわけですから意味がありません。Raspberry PiにはRTC(Real Time Clock)が搭載されていません。RT…
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[3]電波時計を合わせるプログラムを作る
今回は、Raspberry Pi(ラズパイ)で電波時計を合わせるためのプログラムを紹介していきましょう。40kHzの発振はすでに成功しているので、基本はその延長です。プログラムの先頭から順にリストを掲載します。
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[2]ラズパイで40kHzの電波は出せるのか
Raspberry Pi(ラズパイ)で電波時計を合わせるには、40kHzの電波を出す必要があります。40kHz というのは電波としては低い周波数ですが、Raspberry PiのGPIOから出すには、やや高めの周波数といえます。40kHzの信号を扱う方法として2つが考えられます。PWMを使う方法と…
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[1]まずは電波時計の仕組みを知る
電波時計は、東日本と西日本の2カ所にある送信所から送られている電波に乗せられた「タイムコード」を認識して時間を合わせています。正確な時刻が得られるので重宝しますが、地下室などでは電波が届かずに時間が合わないことがよくあります。そこで本記事では、自宅内に置いたRaspberry Pi(ラズパイ)から…