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 米Appleの「iPhone」と、ライバルのAndroidスマートフォンの比較で、現在、明らかに差がある点の一つが、充電方法だ。以前からほぼ変化がないiPhoneに対して、Androidスマホでは、急速充電やワイヤレス充電などの機能を持つモデルが出ており、差異化を図っている。

 筆者の手元にある米モトローラ・モビリティ製の「Nexus 6」や、韓国LG電子製の「Nexus 5X」は、それぞれ付属の充電器や、「Quick Charge 2.0」対応の充電器を使うことで、いずれも2時間前後で100%まで充電できる。特に3000mAhを超えるバッテリーを内蔵するNexus 6が2時間でフル充電になる点は、速いと感じる。

 フル充電しなくても、15分程度の充電時間を確保しておけば、4時間程度の外出であればバッテリー切れにならずに済む。言うまでもなくスマホを含むモバイルデバイスはバッテリーが生命線だ。充電に関する進化は、スマホの本質的な進化だと思う。

スマホとクルマに共通するバッテリー問題

 このバッテリー問題は、電気自動車(EV)時代の課題と共通している。スマホもEVも、使用状況や気象条件(特に気温)などで利用可能時間や航続距離が変化する。いずれも、いかに様々な場所で素早く充電を済ませるかが重要になる。

 スマホの場合は、モバイルバッテリーという外部電源を持ち歩くことによって、移動中に充電しながら使うことが可能だ。日本では多種多様なモバイルバッテリーが出回っている(関連記事:ようやくモバイルバッテリーの「真打ち」が登場した)。クルマ社会の米国では、クルマでの移動中の時間がスマホの充電に充てられるため、モバイルバッテリーへのニーズは日本ほどではない。

 日米問わず、カフェや空港のラウンジ、飛行機の中などでも充電できるサービスを提供していることがある。長い時間滞在し、くつろげる空間は、スマホにもくつろげる環境を提供している。スマホ向けのサービスが、持ち主である人間へのもてなしの一部に含まれる時代になった。