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「自由なMacの発展」の姿になるか?

 これまで述べてきた通り、Macはより自由な、洗練されたプロ向けの道具へと脱皮するプロセスにある、と筆者は考えている。その一つの方法として考えられるのが、選択肢の拡大だ。

 外部グラフィックスチップを備えるディスプレイとの組み合わせは、その自由な発展の要素として考えられる。

 余計なグラフィックス性能を搭載しなくても済むことは、さらなる薄型化が見込まれているMacBook Proにとっては、大きなメリットになるはずだ。また、外部の5Kディスプレイを接続する必要がないユーザーにとっては、価格が高くなる高性能な内蔵グラフィックスの分のコストを節約できる。

 ディスプレイは象徴的な外部装置であり、Macの今後の発展の方向性を象徴的に示すことになる。いかに単体でシンプルに利用できるかを追求するiPadと、必要なものを取捨選択しながらシステムを構成するMac、というキャラクターの違いも演出できるのではないだろうか。

松村 太郎(まつむら たろう)
ジャーナリスト
松村 太郎(まつむら たろう) 1980年生まれ。米カリフォルニア州バークレー在住のジャーナリスト・著者。慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。近著に『LinkedInスタートブック』(日経BP社)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、『ソーシャルラーニング入門』(日経BP社)など。