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 米Appleは2015年10月13日(現地時間)、「iMac」シリーズのラインアップ刷新を発表した。

 従来のラインアップでは、27型ディスプレイ搭載モデルはRetinaディスプレイを搭載し、5K解像度のモデルを用意していた。今回の刷新で、27型iMacは5Kモデルのみに統一された(関連記事:Apple、「iMac」新機種を発表、21.5インチモデルに「Retina 4K」を追加)。

 「27型が5Kなら、21.5型は4Kだろう」ということで期待されていた21.5型iMacも、フルHDの解像度の廉価モデルを残しつつ、ついにRetinaディスプレイモデルが導入された。解像度は4096×2304ドットである。これによって、画面上で4K映像をフル解像度で見ながら、作業用のツールバーなども表示できる余裕が生まれた。

 解像度が高まっただけでなく、色再現についても強化している。「DCI-P3」という規格をサポートし、従来機(sRGB)に比べて25%多い色数(色域)を表示できるとしている。

21.5型4Kモデルを選ぶなら、5Kモデルの方がお得?

 iMacのディスプレイが従来モデルから強化された半面で、特に21.5型モデルには中途半端さもある。せっかくよいディスプレイを搭載しているにもかかわらず、グラフィックス機能はCPU内蔵の「Iris Pro Graphics 6200」にとどまっている。27型モデルのように独立したグラフィックスチップである「AMD Radeon R9」シリーズを搭載するモデルを用意していない。

 Appleのメッセージとしては、「ビデオやグラフィックスなどの用途でより高い処理速度が必要なら、27型のRetina 5Kディスプレイモデルを使ってください」ということなのかもしれない。

 21.5型のRetina 4Kディスプレイモデルの価格は17万2800円から(日本におけるWebサイト直販価格、税別)、27型Retina 5Kディスプレイモデルの価格は20万8800円から(同)となっている。

 「3万6000円足して27型を使ってみてはどうですか」と呼び掛けるような、絶妙な価格差である。画面が大きくなるだけでなく、上位のプロセッサーやグラフィックスが利用できることから、27型Retina 5K搭載の下位モデルの価格はお得感がある。