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 米Appleは2014年10月の新製品発表会で、タブレットシリーズの後継となる「iPad Air 2」と「iPad mini 3」を発表した。またソフトウエアでは、同年6月のWWDC14(世界開発者会議)で発表していたMac向け「OS X 10.10 Yosemite」をリリースした。同時に、iOS 8のマイナーバージョンアップであるiOS 8.1を発表し、その後アップデートを開始した。

 このアップデートには電子決済サービス「Apple Pay」への対応と、「iCloud Photo Library(ベータ)」への対応も含まれている。Wall Street Journal主催のイベント「WSJ.D Live Conference」に出演したAppleのCEO、Tim Cook氏は、イベントの中で、10月20日にiOS 8.1とともにスタートしたApple Payへのクレジットカード登録が開始72時間で100万件に達したと語っている。

 iOS 8はデザイン上の大きな変更点はなく、iOS 7を踏襲するものだが、その中でユーザーに対して、あるいはアプリ開発者に対して新たな拡張性を提供している。今回は、その新しい使い方が与えられた「通知センター」について取り上げる。

新しくなった通知は「リアクション」に対応

 通知センターは、新着のメールやメッセージ、アプリの情報など、iPhoneやiPadに対して届いた情報をまとめておく用途だ。「プッシュ通知」とも呼ばれる。ユーザーが能動的に情報を探したり、アプリを開いたりしなくても、新着情報を知ることができる仕組みとして活用されている。

 iOSに通知センターが搭載された当初は、画面の中央にアラート画面が表示される仕組みだった。現在は、画面上部に新着の情報を表示する「バナー」と呼ばれる方式も選べる。iOS 8では、このバナーを押し下げると、通知に届いた内容の全文を表示したり、メッセージに対して返信をその場で書いたり、メールのアーカイブや削除を選んだりできるようになった。

 例えば、Webブラウザーの「Safari」でWebサイトを読んでいる際に、メッセージが届いて、画面上部に通知されることがある。この通知を少し下にフリックして、表れた入力欄に返事を書いてそのまま送信できる、というわけである。