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「1台持ち」で主流はファブレットへ

 一方で、米国の市場調査会社IDCは、iPhone 6 Plusのようなスマートフォンが今後の主流になると予測している。

 同社によると、パソコン、タブレット端末と同様にスマートフォン市場は成長が鈍化している。そうした中、唯一急成長している製品カテゴリーが、いわゆる「ファブレット」と呼ばれる大型スマートフォンだ。推計によると、ファブレットの今年の世界年間出荷台数は1億7490万台となり、ノートパソコンの1億7000万台を上回る見通し。来年はこれが3億1800万台超となり、タブレットの2億3300万台をも上回ると同社は予測している。

 これは中国などの新興国市場を中心に「1台持ち」の傾向があるからだという。IDCによると、新興国では予算に制約があるため、機能を1台に集約した端末を求める人が多い。これにより、ファブレットと、携帯電話回線の音声通話に対応するタブレットが売れている。一方でノートパソコンや、通話機能のない小型タブレット、小型スマートフォンはいずれも伸び悩んでいる。

 IDCによると、とりわけ小型タブレットの低迷が顕著だという。タブレットの市場はここ最近、大型タブレットの人気が復活しつつある。だが、それでも小型タブレットの減少分を補えない状況だという。

 BMO Capital MarketsのKeith Bachman氏も同様の見解を示している。ただ同氏は、このことはAppleにとって大きな問題にはならないと指摘している。同氏によると、iPhone 6/6 Plusの登場により、犠牲となるのは「iPad mini」。それでもAppleは、iPad miniの販売減をiPhoneで補えると同氏は見ている。

 その理由は新モデルの高い販売価格と利益率。iPhone 6/6 Plusが1台売れることの犠牲として、iPad miniが1台売れなくなったとしても、Appleは、1台当たり利益を200ドル増やせると同氏は分析している。

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