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 先日、米グーグルが新社屋のデザインを発表した。現在すでに建設が進む米アップルの新社屋、先に明らかになった米フェイスブックの新社屋と並んで、シリコンバレーの3強がそろって面白い建築物を造ることになる。

 ちょっと新しい時代がやってくるようで、実に楽しみな動きである。

 グーグルが発表した新社屋は、「さすがグーグル」と思わせる超未来的なワークとライフ空間を感じさせるものだ(ITproの関連記事:Google、巨大温室のような新キャンパスの建設計画を発表)。

 デザインを簡単に説明すると、まず大きな特徴は巨大なガラス屋根。これが丘陵のような形をしていて、複数の建物を覆い、その下では建物と自然が一体化しているというタイプの場所が作られる。しかも、その丘陵は一つだけではなく、グーグルの本社があるマウンティンビューの中に、どうもいくつも作られるようなのである。

グーグル新社屋のイメージ。巨大なガラス屋根が特徴
グーグル新社屋のイメージ。巨大なガラス屋根が特徴
(出典:米グーグル)
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 設計を行うのは、デンマーク出身の建築家ビャルケ・インゲルス氏と、イギリスの建築家トーマス・ヘザーウィック氏。この2人がどういった経緯で選ばれたのかは不明だし、どう役割を分担するのかもよく分からない。

 だが公開されたビデオによると、インゲルス氏は都市レベルで環境や社会の問題を新しい方法で解決するような仕組みを考えてきた人物。一方、ヘザーウィック氏の方は、ヒューマンスケールで居心地のいい場を考えられる人物とのこと。大きなスケールと身近な小さなスケールで、グーグル社屋の在り方を実現しようというわけだ。

 説明によると、建物は軽量構造でモジュールのように組み立てたり、再構成したりすることが可能なものとして構想されている。固定した建物を造って、いつかは時代遅れになるのではなく、組織や時代の要請に従って刻々と形を変えられるようなものとして考えられている。

 それを、大きなガラスの丘陵が覆うわけだが、その下のスペースは内部でもあり外部でもあるような場所。つまり、建物の中にも自然が入り込み、空気や樹木が満ち満ちているようなところになるようだ。外部からの太陽光を調整するために、傘のような形をした機械仕掛けのシェードが、開いたり閉じたりするようなことも計画されているらしい。

グーグル新社屋の内部イメージ。太陽光が入り込むなど、内部でありながら外部のような雰囲気
グーグル新社屋の内部イメージ。太陽光が入り込むなど、内部でありながら外部のような雰囲気
(出典:米グーグル)
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