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 夏商戦を控え、キャリアだけでなくSIMフリースマートフォンメーカーの新製品発表も相次いでいる。5月のFREETELに続き6月にはファーウェイとZTEが新スマートフォンの発表会を開催したが、両社の戦略は大きく違って見えた。

ファーウェイはライカレンズ採用の「P9」などを発表

 MVNOの盛り上がりを受けてか、最近はキャリアだけでなくSIMフリーのスマートフォンを販売するメーカーも商戦期に合わせて独自に新製品発表会を開催するようになった。5月にはFREETELが新機種「REI」を発表したが(「新機種投入のFREETEL、ワイモバイルに対抗か」参照)、6月に入りさらに2つのメーカーが新機種発表会を開催した。

 6月9日に発表会を開催したファーウェイが打ち出した新機種は、スマートフォンの「Huawei P9」「Huawei P9 lite」と、女性向けに特化したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH Elegant & Jewel」。ここで注目されるのはスマートフォンの2機種だ。

 P9は今年4月に発表されたファーウェイの新しいフラッグシップモデルで、老舗カメラメーカーのライカと提携。共同開発したレンズを搭載したデュアルカメラ機構を備えるなど、カメラに注力しているのが大きな特徴だ。デュアルカメラの特性を生かし、あとからボケ味を変えられるなど、撮影をより楽しめる仕組みが豊富に搭載されている。

ライカと共同開発したカメラを2つ備えたデュアルカメラ機構が大きな特徴の「Huawei P9」。写真は6月9日のファーウェイ新製品発表会より
ライカと共同開発したカメラを2つ備えたデュアルカメラ機構が大きな特徴の「Huawei P9」。写真は6月9日のファーウェイ新製品発表会より
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 カメラ以外の性能も高い。例えば、ネットワーク関連機能だ。P9は、無線通信を高速化する方法の1つである「キャリアアグリゲーション」に対応しており、理論値で下り最大262.5Mbpsを実現している。SIMフリースマートフォンでキャリアアグリゲーションに対応している機種はiPhoneやNexusシリーズなどに限られるので、大きな注目点だろう。

「Huawei P9」はSIMフリー端末では数少ないキャリアアグリゲーション対応機種。実測値でも下りで100Mbps近いスピードが出るようだ。写真は6月9日のファーウェイ新製品発表会より
「Huawei P9」はSIMフリー端末では数少ないキャリアアグリゲーション対応機種。実測値でも下りで100Mbps近いスピードが出るようだ。写真は6月9日のファーウェイ新製品発表会より
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 P9 liteは、文字通りP9をベースとしたライト版モデルで、昨年SIMフリー市場でヒットした「Huawei P8 lite」の後継機。P9と異なりデュアルカメラ機構やキャリアアグリゲーションなどは備わっていないが、その分価格が安く、バランスのいい端末に仕上がっている。

「Huawei P9 lite」はP9をベースにしながら、カメラを1つにするなどして価格を抑えたモデルだ。写真は6月9日のファーウェイ新製品発表会より
「Huawei P9 lite」はP9をベースにしながら、カメラを1つにするなどして価格を抑えたモデルだ。写真は6月9日のファーウェイ新製品発表会より
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