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 iPadやiPhoneの標準機能だけで日常業務がこなせる時代になった。ほとんどすべての場面で不自由しないレベルになったが、唯一困るのはMicrosoftのOfficeアプリで作られた文書を編集するときだ。他社製Office互換アプリもあるが、文字を修正するとレイアウトが崩れてしまい今一つ信頼がおけず、この作業だけはパソコンに戻ってこなさなければならなかった。ところが、ついに日本でもOffice for iPadが「無料!!」で使えるようになった。

ようやく日本でも編集・保存ができるようになった

 実は、Office for iPadは既に日本を除く135の国や場所で2014年2月からOffice for iPadが無償提供されていた。日本ではOfficeがパソコンにプリインストールされた形での販売が主流で、クラウドを通じて利用権を提供するOffice 365の個人向け販売への移行調整に時間がかかっていたという。そのため、これまではOffice for iPadをインストールしても、文書の表示だけに制限されていたのだ。ようやく11月6日、編集や保存も含めて正式に使えるようになった。

 さて、一般のビジネスパーソンがiPhoneやiPadを使って日常的に取り扱わなければならない情報処理作業といえば、メールの送受信、メモの作成、報告書の閲覧・編集などだろう。外出中、出張先などでメールを確認して、必要な回答を返信するような作業はもはやパソコンを持ち出さなくてもiPadで完結する。しかし、添付ファイルにExcelやWordのOfficeアプリを使って作られた文書が添付されていた場合、読むのはiOS標準の機能、あるいはサードパーティ製のビューアなどで何とかなるが一部を修正して返したいような場合はなかなかうまくいかない。パソコンなら文書全体を広い画面いっぱいに表示させておき、マウスで直接ポイントしながら文字入力、画面設計ができるのだが、タブレットなどの画面ではアクセス性が低くてなかなかうまく編集できない。

 しかも、大きな問題は、どこかに手を加えると、画面レイアウトが崩れてしまったり、文字の並びが悪くなってしまったりすることだった。そこに現れたのがiOS向けの「本家が作る純正」のOffice for iPhone、iPad版。Officeアプリの中で文字に付けられた属性情報を実際の画面表示させる部分で「マイクロソフト製のアルゴリズムを組み込んだ描画エンジン」が画面表示を受け持つため、当然画面表示の仕上がりは各Officeアプリ間で差異が極めて少なくなる。実はこれまでもマイクロソフト製のOffice for iOS製品はあったのだが、PC版、iOS版のプログラムコードの互換性がそれほど磨き上げられておらず、かなりズレが大きかった。今度のアプリは、その部分にかなり磨きがかかっている。これなら、多くの場面で支障なく文書の編集ができる(図1)。

図1●iPadでできる仕事がぐんとレベルアップした感じだ。スプレッドシートの操作もとても直感的。カラム幅を変えたいときは列の境の部分をドラッグすればよいし、多くの場面でサブメニューが飛び出してきて分かりやすい。
図1●iPadでできる仕事がぐんとレベルアップした感じだ。スプレッドシートの操作もとても直感的。カラム幅を変えたいときは列の境の部分をドラッグすればよいし、多くの場面でサブメニューが飛び出してきて分かりやすい。
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