Red Hat Enterprise Linux Server(v.6)(2014/09/15)
SOAP処理環境を構築するフレームワークApache Axisのセキュリティアップデート(RHSA-2014:1193)がリリースされました。このリリースでは、X.509証明書のサブジェクトに格納されているCN(Common Name)からホスト名を正しく抽出しないという脆弱性(CVE-2014-3577)を解決しています。
PHP 5.5.17、5.4.33リリース(2014/09/18)
PHP 5.5.17では、Core、COM、Date、FPM、GD、MySQLi、OpenSSL、SPL、Zlibコンポーネントに存在するバグ15件、PHP 5.4.33では、Core、Date、FPM、GD、OpenSSL、Wddx、Zlibコンポーネントに存在するバグ9件を修正しています。
制御システム製品
■仏シュナイダーエレクトリックのClearSCADA(2014/09/16)
シュナイダーエレクトリック(schneider-electric.com)のClearSCADA、SCADA Expert ClearSCADAには、クロスサイトスクリプティングの脆弱性(CVE-2014-5411)、インストールのゲストアカウントを利用された場合、データベースのレコード参照を許してしまう脆弱性(CVE-2014-5412)、自己証明書の署名にMD5を用いているためになりすましを許してしまう脆弱性(CVE-2014-5413)が存在します。
■横河電機製品(2014/09/17)
横河電機(yokogawa.co.jp)の統合生産制御システムCENTUMシリーズ並びに、OPCサーバーExaopcには、任意のファイルを読み書きを許してしまう脆弱性(CVE-2014-5208)が存在します。この問題は、ポート番号20111/TCPで稼働するCENTUMのBKBCopyD.exeが、特定の通信フレームを受信すると、認証操作なしでリモートから任意のファイルにアクセスできることによるものです。
- ICS-CERT:ICSA-14-260-01: Yokogawa CENTUM and Exaopc Vulnerability
- 横河電機:YSAR-14-0003: CENTUMとExaopcに任意のファイル読み書きの脆弱性