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オーストラリアのmHITsが提供するオンライン決済サイト「BitMoby」は、デジタル通貨「Bitcoin」を使って携帯電話などのプリペイドサービスの入金(チャージ)ができることから注目を集めている。これは通信事業者の領域にまでBitcoinが進出してきたことを意味する。今後の可能性を探る。

 オープンソースのデジタル暗号通貨の一つである仮想通貨「Bitcoin」。そのエコシステムには、規模の大小や業種を問わず、様々なプレーヤーが参加している。こうした動きが加速する中、これまでBitcoinとはほとんど接点がなかった通信事業者も無縁ではいられなくなってきた。

 そのきっかけになりそうのが「BitMoby」というサービス。世界の110を超える国・地域のプリペイドサービスを対象に、Bitcoinを使って一定範囲の金額をトップアップ(入金、チャージ)できる。間接的ではあるものの、通信事業者のサービス領域にBitcoinが進出してきたと言える。

 なお、プリペイドサービスが一般的ではない日本は現時点でサービスの対象外となっている。

利用に必要な情報はわずか3つ

 プリペイドサービスのチャージは一般に、キオスクなどの売店で専用のカードを購入し、必要な情報を登録することで完了する。BitMobyを使うと、この手続きがオンライン上で完結する。これだけなら同様のサービスは既にいくつもあるが、BitMobyは決済手段としてBitcoinが使える点が異なる。

 BitMobyはユーザー情報やクレジットカード情報を登録することなく、匿名のまま利用できる。実際、BitMobyの利用に必要なのは、(1)チャージする先の国・地域、(2)電話番号、(3)メールアドレス---の3つだけ(画像)。メールアドレスをユーザーに入力してもらう理由は、何らかの問題が生じた場合にユーザーに連絡するためである。

画像●BitMobyのWebサイト。URLはhttp://www.bitmoby.com/。
画像●BitMobyのWebサイト。URLはhttp://www.bitmoby.com/。
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 BitMobyを利用する時の手順は次のようになる。BitMobyのWebサイト上でチャージ先の国(あるいは地域)と電話番号を入力すると、金額を選ぶ画面に移動する。ここでメールアドレスを入力し、いくつか表示されるチャージ金額のアイコンから一つを選択してクリックすると、送金先のBitcoinアドレスと送金額がパッケージされたQRコードが表示される。このQRコードを用いて、Bitcoinをやり取りする。これ以外の手数料などがかかることはない。