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 ハーバード・ビジネス・スクールのクレイトン・クリステンセン教授が、著書「イノベーションのジレンマ」で提唱した破壊的イノベーション。従来技術の延長上にない新技術で、市場に大きな変化をもたらすような現象だ。本書は、そのクリステンセン教授からも学んだ著者が、日本企業の成功と凋落を「イノベーションのジレンマ」の観点で分析した本である。

 理論はクリステンセン教授の「イノベーションのジレンマ」を踏襲している。とはいえ、よく知る日本企業の凋落を事例として分析しているため、その本質がぐっと身近に迫ってくる。例えば本書の6章は「ガラパゴスケータイを破壊したスマートフォン」として、日本の携帯電話業界を襲った変革をイノベーションの理論で解説する。著者の考えは「欧米ではスマートフォンは持続的イノベーションだったが、日本市場では破壊的イノベーションだった」というものだ。


日本のイノベーションのジレンマ
破壊的イノベーターになるための
7つのステップ
   
玉田 俊平太 著
翔泳社
2160円(税込)