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 書名から中身を言い当てることはやや難しいかもしれない。でも「インダストリアル・インターネット」がその一つであると明かしたらどうだろうか。本書ではGEが最近発信しているキーワードをいくつも知ることができる。そのキーワードの紹介に当たって、あえて「口ぐせ」としているのは、社員が日常的に繰り返し使っている「生きたキーワード」ばかりだからだ。例えば「シンプリフィケーション」。一見するとどこの会社でも使っていそうなフレーズだが、GEではこれを口ぐせにすることで、文化のレベルに高めているとある。高圧的な雰囲気にならず、無理なく自発的に取り組む環境ができているというわけだ。実際に本書の構成も実にシンプル。一つの口ぐせに4~5ページの解説と、リズム良く読め進められる。拾い読みもいいが、通して読むことをお薦めする。研修があこがれの対象になっているなど、興味深い社内事情がうかがえる。


GEの口ぐせ
世界の一流企業であり続ける
   
安渕 聖司 著
PHP研究所
961円(税込)