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 複雑なシステムをモノリシック(ソフトウエアモジュールが密結合した状態)の作りにすると、影響範囲の調査が難しくなり、改修の手間が増大してしまう。そこで、目新しい機能を次々に追加したり、機能拡張や変更を繰り返したりするWebサービスなどの開発現場を中心に、システムを小さなサービスの集合体として構築することにより、迅速な改修を可能にするマイクロサービスと呼ばれる設計手法への関心が高まっている。

 本書は、この設計手法の採用を検討する際、どのようなことに考えを巡らす必要があるのかについて著したものである。1章では、SOAという考え方に対して現実的なアプローチ手法としてマイクロサービスがあるのだと説く。2章でアーキテクトが果たすべき役割について解説した後、3章以降でモデリングやサービス境界の考え方、モノリシックなシステムの分割、デプロイ、テスト、監視、セキュリティなどについて、検討材料や選択肢を示す。


マイクロサービスアーキテクチャ
Sam Newman 著
佐藤直生 監訳、木下哲也 訳
オライリー・ジャパン
3672円(税込み)