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西脇 資哲(にしわき もとあき)
西脇 資哲(にしわき もとあき) 日本マイクロソフト 業務執行役員。1996年から13年間、外資系ソフトウエアベンダーにてマーケティング担当として従事し、2009年からは、日本マイクロソフトにて多くの製品・サービスを伝え広めるエバンジェリストとして活動する。
(聞き手は福田 崇男=日経NETWORK)

 基本的に本は、広く浅く読むタイプです。分野はIT関連本やビジネス書、小説、漫画などです。

 中でもなぜか惹かれるのは、危機的な状況についての本でしょうか。小説なら、奥田英朗の「最悪」や池井戸潤の「七つの会議」のような、最悪の事態が立て続けに発生する物語が印象に残っています。私はかつて別の外資系ソフトウエア会社に籍を置いていたのですが、ある重要プロジェクトで本当に悩んでいた時期がありました。そんなときに「最悪」を読んで、「ここまで酷い状況ではないな」と勇気づけられたものです。

直感を信じてよい

 最近読んだ本では、「HARD THINGS」をお薦めします。IT技術者なら、システムのトラブルや開発プロジェクトの遅れで、危機に直面した経験が誰しもあるはずです。そういった、どうしようもなく困った状況になった時のヒントになると思います。

 金融やベンチャーキャピタルの世界で生きてきた著者が、物事に対する考え方や問題の解決方法について書いています。実体験を基にしていて、よくあるセオリー本などよりも、内容に重みを感じます。IT業界の人物や企業も多く登場するので、エンジニアにも読みやすいはずです。