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 この楠氏の説明について、少々補足しておこう。2017年時点で、ブラウザーからICカードリーダーを直接操作できる標準技術は策定されていない。このため一般には、JavaプラグインやActiveXといったアドオンを通じてコードを実行し、J-LISが提供する「利用者クライアントソフト」のJPKI機能にアクセスする手法が採られている。

図●ブラウザー経由でJPKIを利用する際のソフトウエア構成
図●ブラウザー経由でJPKIを利用する際のソフトウエア構成
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 例えば国税庁が提供する国税電子申告・納税システム(e-Tax)のWeb版では、WindowsではActiveXコントロール、MacではJavaアプレットを通じ、利用者クライアントソフトにアクセスすることで、JPKIの機能を利用している。

図●e-Tax(Web版)をWindowsで使う場合のソフトウエア構成
図●e-Tax(Web版)をWindowsで使う場合のソフトウエア構成
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 国土交通省が提供する「自動車保有関係手続きのワンストップサービス」の場合もJavaアプレットを採用。地方税ポータルシステム(eLTAX)の初回登録手続きは、2016年にJavaアプレットからActiveXに変更された(ITpro関連記事:地方税ポータル「eLTAX」はなぜActiveXを採用したのか、地方税電子化協議会に聞いた)。