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 LINEが次の成長エンジンとして、ビジネスチャット領域の開拓に乗り出す。系列企業のサービスを取り込む形でビジネスチャットサービスを投入。「LINEとつながる唯一のビジネスチャット」を売り文句に、競合サービスが乱立する市場に参入した。無償の基本プランを用意しないなど、強気の姿勢で臨む。

「LINE WORKS」を発表するLINEの出澤剛代表取締役CEO
「LINE WORKS」を発表するLINEの出澤剛代表取締役CEO
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実は既存サービスの名称変更

 「消費者の生活はLINEで大きく進化したが、企業内のコミュニケーションは20年前のまま。働く人のコミュニケーションも進化が求められており、LINEはそれに応えていく」。

 2017年2月2日、新サービス「LINE WORKS」の発表会に臨んだLINEの出澤剛代表取締役社長CEOは、自信に満ちた表情でそう宣言した。

 ただ、実はLINE WORKSは純粋な新サービスではない。LINEと同じ韓国NAVER系列のワークスモバイルジャパン(東京都渋谷区)が2016年1月から提供している既存のビジネスチャットサービス「Works Mobile」を名称変更したものだ。

 Works Mobileは当初から「ビジネス版LINE」を名乗り、スマートフォン(スマホ)アプリのユーザーインタフェースをLINEと揃えたり、LINEの人気を支える原動力の一つであるスタンプ機能を搭載したりしていた。

 Works Mobileの導入事例は、中古車販売業のIDOM(旧ガリバーインターナショナル)をはじめ徐々に増えてはいた。それでも、ビジネスチャット市場は、「Slack」「Chatwork」「Wantedly Chat」「Skype for Business」など多くのサービスが激しいパイの奪い合いを繰り広げる状況。Works Mobileが頭一つ抜け出し存在感を示すまでには至っていなかった。