PR

 NTTグループはパートナーとのコラボレーションによってビジネスを推進する「B2B2Xモデル」への転換を進めている。このB2B2Xモデルに照らし合わせると、パートナーとなるセンターB(B2B2Xの真ん中にあるBのこと)とのコラボレーションによって作るネットワークサービスは、ファン向け、チームや選手向けなど、最終的なサービス提供先であるXによって複数の形があるということだ。最終的なサービス提供形態が複数あれば、従来の市場規模を何倍にも拡大できる余地があるということになる。

 前述のNTTグループの幹部は「パートナーとなる企業が映像を様々な用途に活用できると分かれば、映像にもっと投資をしてくれるだろう。“ネットワークサービスの再発見”は映像以外に情報一般に広げられる。このようなプラスの循環を作っていきたい」とも語る。

 通信市場は「土管化」「成熟化」「同質化」という三重苦に陥っていると言われて久しい。通信事業者は半ば通信事業での成長を諦め、もっぱら非通信領域を成長戦略の柱として掲げている。“ネットワークサービスの再発見”の取り組みが花開けば、通信事業でも、まだ成長の余地があることになる。

 もっともNTTグループの語るB2B2Xモデルも今回の“ネットワークサービスの再発見”というキーワードもその意味するところが若干分かりづらい。「クラウド」のような分かりやすいキーワードによって、そのビジネスモデルが説明できれば、新たなビジネスが一気に花開きそうだ。それが無い現状では、事例を積み上げることが一番の近道だろう。

 NTTグループの幹部は「2月から3月にかけて、(ネットワークサービスの再発見の)一部の成果を見せていきたい」と打ち明ける。大上段に構えた言葉の通り、通信市場のとらえ方を一変する“再発見”につながるのか。その取り組みが花開けば、通信市場全体が盛り上がる機運も生まれそうだ。