PR
写真1●ベンチャー企業フォトシンスが発売したスマートロック製品「Akerun(アケルン)」
写真1●ベンチャー企業フォトシンスが発売したスマートロック製品「Akerun(アケルン)」
[画像のクリックで拡大表示]

 スマートフォンのアプリを使って、玄関などの鍵を開錠・施錠できる「スマートロック」製品が続々と発表されている。スマートロック関連の「1兆円市場」を狙って、各社の動きが活発化している。

 ベンチャー企業フォトシンスは2015年3月に、スマホで鍵を開錠・施錠できる機器「Akerun(アケルン)」を発売した(写真1)。NTTドコモ・ベンチャーズや不動産情報サイト「HOME'S」を運営するネクストなどが、Akerunを活用したサービスを検討している。

 ソニーとベンチャー投資ファンドを運営するWiLが合弁で設立したQrioも、2015年8月にスマートロック製品「Qrio Smart Lock」を出荷開始する。

基本的な仕組みは同じ

 スマートロックは、スマホやタブレットの専用アプリと、玄関などの鍵を開け閉めできる機器で構成される。機器は、ドアの内側から開錠・施錠するつまみ部分「サムターン」を覆うように取り付ける。

 基本的な仕組みは次の通り。スマホの専用アプリで開錠・施錠の指示を出すと、Bluetooth Low Energy(BLE)でドアの鍵部分に取り付ける機器と通信。ドアに取り付けた機器を操作する「鍵」にあたる認証情報を送信することで、機器のサムターン部分を開け閉めする。

 各社とも、機器に送信する認証情報は、それぞれの暗号化技術で暗号化している。フォトシンスが提供するAkerunは、認証情報を共通鍵暗号方式の1種であるAES(256ビット)で暗号化。Qrio Smart Lockはソニーが開発した公開鍵認証技術を使用している。

 スマートロック製品は、オートロック機能や、合鍵を発行する機能も搭載する。オートロック機能は、一定時間以上鍵が開いていることを検知して自動的に施錠する。合鍵機能は、LINEやFacebookのメッセンジャー機能を使って、鍵の権限を家族や友人といった別の利用者のアプリに渡すことができる。