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 ビーコンを業務で大規模に導入する事例が相次いでいる。竹中工務店は大型ショッピングモールの建設現場で約400個のビーコンを使い、作業員や高所作業車の位置把握に役立てている。リクルートテクノロジーズや日本航空(JAL)でも数百個規模のビーコンを使っている。いずれも実証実験ではあるものの、IoTの浸透が進みビーコンの活用法のアイデアが広がってきたことが、大量活用の背景にありそうだ。

工事現場で社員や建機の位置把握、ビーコンで安価に

広大なショッピングモールの建設現場では、高所作業車の所在が分からなくなることがあるのが課題だった
広大なショッピングモールの建設現場では、高所作業車の所在が分からなくなることがあるのが課題だった
(写真提供:竹中工務店)
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 竹中工務店は堺市の大型ショッピングモールの建設現場で、2014年10月から2016年2月にかけてビーコンを試験導入。現場内の約300カ所と高所作業車約100台にビーコンを配置した。同社社員29人が持つタブレット端末「iPad」で、他の社員や高所作業車の大まかな現在位置が把握できる。

 現場の建築面積は東京ドーム約0.9個分に相当する約4万1000平方メートル、延床面積は約13万7000平方メートルと広い。また、ある程度工事が進んでくると建物内に壁が設置され見通しが効かなくなる。このため、他の社員と話したくても居場所が分からなかったり、高所作業車が目立たないところに放置されていたりという課題があった。