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写真1●VR/AR事業を推進する3氏によるパネルディスカッション。モデレーターは、ORSO代表取締役社長の坂本義親氏が務めた。
写真1●VR/AR事業を推進する3氏によるパネルディスカッション。モデレーターは、ORSO代表取締役社長の坂本義親氏が務めた。
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 2016年5月末に行われた、起業家やベンチャーキャピタル向けの招待制イベント「Infinity Ventures Summit 2016」の注目テーマの1つは「VR/AR」(仮想現実感/拡張現実感)。会場では、VRシステムの体験コーナーが並び、VR/AR事業を推進する3氏によるパネルディスカッションが行われた。

 パネルディスカッションの登壇者は、gumi代表取締役社長の國光宏尚氏、グリー取締役執行役員の荒木英士氏、コロプラネクスト代表取締役社長の山上愼太郎氏の3氏である(写真1)。

 議論をリードした國光氏は「VRといえばコンテンツやアプリケーション、中でもゲームでの活用が注目を浴びているが、関連企業は幅広い」という。同氏は、コンテンツ提供企業、ツール/プラットフォーム、ハードウエアメーカーを整理した業界マップを紹介し、「昨年の投資金額はハードウエアメーカーが中心だったが、次第に投資が上に移りつつある。コンテンツは2016年末から再来年にかけて大きくなってくる」と紹介した。

 それでは具体的にどのような分野に事業機会があるのか。3人は、たくさんの写真から3Dの空間を作り上げていく 「Reality.io」、人物写真を3D映像化するツールを提供する「8i.com」、VR専用のアミューズメント施設 「TheVOID」、ライブやイベントの放送サービスを提供する「NextVR」、VR関連ハードからコンテンツまでを垂直統合モデルで提供する「Jaunt」、VR/AR向けアドネット「Immersive」など、米国で注目される企業を紹介した。

 國光氏は、VR/ARがインターネットにつながる世界を、パソコン・インターネット、モバイル・インターネットに続く「第3の波」ととらえている。Magic Leapに代表されるように、自分の視覚をインターネットに直接つなげることで、新たな付加価値が生まれるとみるからだ。

 iPhoneの登場以降、パソコン上で動いていたサービスやアプリケーションが、次々とスマートフォン上に移植されたり別のプレーヤーが台頭したことが、今後VR/ARでも起こり得るとし、「iPhoneが登場した2007年に今戻ったら、何をするか」と来場者に問いかけた。山上氏も「VR/AR市場はまだ初期段階。チャンスはある」、荒木氏も「チャンスが大きいにもかかわらず、取り組んでいる会社が少なすぎる」と、もっと多くの会社が注目すべきと呼びかけた。