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LTE網を使ってIoTのセキュリティを確保

 バックボーンネットワーク以外では、地域広帯域移動無線アクセス(地域BWA:Broadband Wireless Access)のデモも今年のトピックだ。地域BWAは、地域の公共サービスの向上やデジタルディバイドの解消を目的に、特定の地域に限ってLTEなどの無線通信サービスを提供する取り組み。VPNを使って地域BWAのサービスを幕張のShowNetまで延伸し、BWAのサービスを提供する実験を行った。

地域BWAのデモの概要
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地域BWAのデモの概要
デモのための実験局とLTEアンテナ
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デモのための実験局とLTEアンテナ

 具体的なデモとしては「アクセスコーナーでの無料Wi-Fiサービスの提供」「IoTいいねボタンの集計」「デジタルサイネージのLTE接続」を行った。IoTのデータをインターネットでそのまま流すとセキュリティ面で問題がある。一方、このようにIoTのデータを閉じたLTE網で送ることでセキュリティを高められる。

 このデモではLTE基地局の時刻取得の方法にも特徴がある。通常のLTE基地局はGPSなどから時刻情報を取得し、同期を取って電波を出す。一方、このデモのLTE基地局はPTP(Precision Time Protocol)網から時刻を取得しているという。

NOCでネットワークのトラブルをリアルタイム監視

 最後に、NOCがShowNetを運用する様子を紹介しよう。NOCはShowNetブースに設置されており、来場者がNOCの様子を見られるようになっている。

ShowNetブースに設置されたNOCの様子
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ShowNetブースに設置されたNOCの様子

 NOCの前面の壁には三つの大きなモニターが設置されている。左のモニターに映し出されているのは、VMwareの「Log Insight」。ログから集めてきたネットワークの異常をグラフ化している。

 中央は、NICTのサイバー攻撃統合分析プラットフォーム「NIRVANA改」。セキュリティの脅威がある部分をトポロジー図の上に表示する。出展ブースに脅威が存在する場合は、NOCメンバーがブースに出向いて対処する。右は、定期的にpingコマンドを発行する「Pingman」というツールの画面。ICMPで疎通が行えるかどうかを調べ、ネットワーク機器の死活監視を行ったり、外部に出られるかどうかを監視したりしている。

 また、NOCの外には電子ホワイトボードが設置されており、来場者がShowNetに関する質問を書き込めるようになっていた。

質問を書き込む電子ホワイトボード
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質問を書き込む電子ホワイトボード

 電子ホワイトボードに質問を書くと、中にいるメンバーがタブレット端末経由で回答を書き込む。