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 LINEが人工知能(AI)による新たな戦略を明らかにした。同社のクラウドAI「Clova」を、スマートフォンアプリに代わる新たなサービス基盤として構築する。これまでメッセージアプリからゲーム、動画、チャットボットサービスなど事業のほとんどがスマホ由来だったLINEが、2017年を境に経営戦略の舵を大きく切ろうとしている。

LINEの舛田淳取締役CSMO(チーフストラテジー&マーケティングオフィサー)はクラウドAI「Clova」を事業の中心に位置付ける
LINEの舛田淳取締役CSMO(チーフストラテジー&マーケティングオフィサー)はクラウドAI「Clova」を事業の中心に位置付ける
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 LINEは従来のスマホだけでなく、AIスピーカーや自動車、小売店端末、IoT(インターネット・オブ・シングズ)機器などあらゆるものをClovaへつなぐことで、Clovaを事業の中核に成長させる考え。スマホに代わる多様なスマートデバイスが登場する「ポストスマホ」時代に、LINEはClovaに活路を見出す。

 「(Clova上に)あらゆるデバイスがつながるプラットフォームを拡大し、パートナーと協力してエコシステムを構築する」――。LINEの舛田淳取締役CSMO(チーフストラテジー&マーケティングオフィサー)は2017年6月15日、同社の年次イベント「LINE CONFERENCE 2017」で、今後5年を見据えた経営戦略をこのように述べた。

 LINEは今後の5年間をAI事業の“投資期間”と割り切り、「Clovaのインフラとプラットフォームを拡大していく」(舛田CSMO)。同社はAI事業が売り上げを出すようになるのは3~5年後と見込む。新しい市場に先駆けてClovaのインフラを整える必要があると考え、「(AIで)世の中が変化していくなか、先行してポジションを取りにいく」(同社)戦略を立てる。

あらゆるスマートデバイスをClovaにつなげる
あらゆるスマートデバイスをClovaにつなげる
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