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1万枚の写真から我が子を自動で検出

 音声だけでなく、画像関連のAIも企業利用が広がっている。写真販売サービス「はいチーズ!」を手掛ける千は画像認識サービスのAmazon Rekognitionを導入したシステムを試験運用している。はいチーズ!は同社のカメラマンが撮影した写真をインターネットから閲覧して購入できるWebサービス。幼稚園や保育園を中心に、全国で5000超の団体が使っているという。運動会や卒園式などで撮影した写真の中から保護者が子供の写真を探して購入する。

 課題だったのは利用者が写真を探すのに時間がかかること。「園児が200人以上在籍する大規模な幼稚園や保育園もあり、撮影する写真も1万枚以上にのぼることがある」(千の熊谷大地ものづくり部マネージャー)。そこで、千はRekognitionを使った「顔検索機能」を開発。保護者が子供の写真をアップロードすると本人の写真だけに絞れるようにした。熊谷マネージャーはRekognition採用の理由を「精度、コスト、スピードの面で優れていた」と話す。

千の熊谷大地ものづくり部マネージャー
千の熊谷大地ものづくり部マネージャー
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 クラウド型のAIサービスが隆盛したおかげで、アイデアがあれば課題を乗り越えやすい時代になってきた。総務省は2017年7月28日にまとめた「情報通信に関する現状報告」(情報通信白書)でIoT(インターネット・オブ・シングズ)とAIが日本経済成長の起爆剤になると強調する。競争力を高めるためのAI活用熱はしばらく続きそうだ。