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 ミエセンは選挙活動の記録を地図情報に紐づけて管理するのが主な機能だ。例えば個別訪問の際、端末に表示した地図をタップして有権者の情報をその場で名簿に入力できる。訪問済みと未訪問が一目で分かるため、職員の目標管理にも使える。

「ミエセン」の画面例
「ミエセン」の画面例
(出所:ジャッグジャパン)
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 名簿に登録できる情報は氏名や住所はもちろん、世帯構成、電話番号、メールアドレス、支持政党、後援会への加入状況、訪問時の反応など様々だ。各町丁の世帯数から訪問済み世帯の割合を計算して色表示する機能や、訪問時の住民の反応を種類別にグラフ表示する機能も備える。

 候補者や選挙事務所の職員はミエセンに集めた情報を元に選挙活動の方針を検討できる。例えば、個別訪問で支持者が多いと分かった町丁から優先してタウンミーティングを実施したり、逆に支持者が少ない町丁では知名度の向上を図るため選挙カーを優先して派遣したりといった施策だ。

 地図上にポスターを貼った場所を記録する機能もある。スマートフォンで貼り付けた場所を撮影して位置情報に紐づけることが可能だ。他候補と比較して貼り付けを強化すべき場所を検討できるほか、選挙後にポスターを撤去し忘れることも減らせる。

名簿情報を分析して表示できる
名簿情報を分析して表示できる
(出所:ジャッグジャパン)
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 ミエセンで集めた情報はクラウド上で一括管理される。個人情報をcsvファイルに出力する機能を備えるので、Officeソフトと連携した宛名印刷ができる。名簿から特定の条件に当てはまる個人を選んで郵送する作業の省力化に繋がる。

 このような機能を実現するため、ミエセンは地理情報システム(GIS)を手掛けるESRIジャパンのクラウド製品「ArcGIS」を利用する。地図や各町丁の世帯数は同サービスから提供を受ける。宇田川取締役は「従来の選挙活動と比べ、集めた個人情報や世帯情報を安全に保管しつつ戦略的に活用できる」とメリットを話す。

 ミエセンの導入費用は1ユーザーあたり月額9000円、もしくは年額9万円だ。別途3万円の初期費用がかかる。iOS版とPC版を用意し、問い合わせから3営業日で導入できるという。現在、約20都道府県の国会議員や地方議会議員が利用しているという。