PR

 「次は東京、東京です」「ただいま、電車の運転を見合わせております」「迷子のお呼び出しを申し上げます」――。公共交通機関や商業施設をはじめ、あちこちで耳にするアナウンス。街歩きをする上で頼りになる存在だが、日本語を解さない外国人などには聞き取るのが難しい。

 そこでスマートフォンを取り出せば、アナウンスの内容が母国語で表示される。そんなシステムが、ヤマハが開発する「おもてなしガイド」だ(画面1、写真1)。

画面1●「おもてなしガイド」のスマートフォンアプリ
画面1●「おもてなしガイド」のスマートフォンアプリ
(出所:ヤマハ)
[画像のクリックで拡大表示]
写真1●駅の日本語アナウンスを英語で表示しているところ
写真1●駅の日本語アナウンスを英語で表示しているところ
(出所:ヤマハ)
[画像のクリックで拡大表示]

 このシステムを用いた実証実験が、国内で広がっている。空の玄関口である成田空港や関西国際空港をはじめ、イオンモールや高島屋といった商業施設の一部店舗でも実証実験を実施。交通機関でも東急バスや日本航空が取り組むほか、2015年11月中旬からは関西5私鉄(阪神・阪急・京阪・近鉄・南海)も実証実験を開始した。テーマパークでの活用も始まっており、サンリオピューロランドではショーにおもてなしガイドを利用。ショーの進行に合わせて、ストーリーやセリフを多言語で解説した。

写真2●ヤマハ 事業開発部 ニューバーリュー推進室の瀬戸優樹チーフプロデューサー(中央)と、同推進室の石田哲朗主任(左)。右は、鉄道の車内放送システムを手掛ける八幡電気産業 営業部 第一グループの鬼頭卓嗣課長
写真2●ヤマハ 事業開発部 ニューバーリュー推進室の瀬戸優樹チーフプロデューサー(中央)と、同推進室の石田哲朗主任(左)。右は、鉄道の車内放送システムを手掛ける八幡電気産業 営業部 第一グループの鬼頭卓嗣課長
[画像のクリックで拡大表示]

 「日本発の音のインフラになる」。そう話すのは、ヤマハ 事業開発部 ニューバーリュー推進室の瀬戸優樹チーフプロデューサー(写真2)。各種施設や交通機関の運営企業だけでなく、こうした事業者向けにアナウンス機器を提供する事業者とも提携。おもてなしガイドを国内に広く浸透させるため、他社との協業や新技術の開発を矢継ぎ早に進めている。