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 毎年2月と8月の2回、米マッキンゼー・アンド・カンパニーと米デューク大学が、米国内の大小様々な企業のCMO(Chief Marketing Officer=最高マーケティング責任者)を対象に調査している「The CMO Survey」の最新リポートが発表された。このリポートには、デジタルマーケティングに関する内容も多く含まれていることから、デジタルマーケティングに関する経営層の意識や取り組みの傾向を俯瞰するのに最適な資料と位置付けられている。

 過去2年はソーシャルメディアが大きなトピックとして取り上げられており、2013年2月は「マーケッターのソーシャルメディアへの投資が急増」。そして、昨年2月は「ソーシャルメディアから得られる効果は評価が困難」と、それぞれまとめられている。

 さて、先日発表された今年2月のリポートだが、今回メインとなっているトピックは「データ分析」について。これは2010年以降、マーケティング予算が右肩上がりで増加していく中、特にデジタル方面に関する投資が非常に大きくなっていることが背景となっている。今回の調査では、デジタルマーケティングへの予算配分は、マーケティング予算全体に対して14.7%と、過去3年で最も高い。

 また、マーケティング活動の注力分野ごとの違いを見ると「ブランド構築」が5.6%であるのに対して「CRM(顧客関係管理)」が7.5%と多くなっている。また、ソーシャルメディアに関する予算配分も、今後12カ月で13.5%の増額、さらに今後5年では22.4%の増額が検討されている。これらのパフォーマンスを向上させるため、そしてきちんと評価するためのデータ分析が非常に重要なものだと考えられていることが、今回データ分析がクローズアップされている理由だとも言えるだろう。

 実際、このリポートでは「CEOからのプレッシャー」も調査項目の一つとなっており「マーケティング活動の価値を示すためにCEOからのプレッシャーを感じている」と回答したCMOが全体の6割以上に上っている。さらに、その半分以上のCMOが、プレッシャーが以前と比べて強くなっていると回答している。自分たちの存在意義をきちんと示すためにも、データ分析は非常にホットなものとして考えられているのだ。