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 先週になって、米市場調査会社のeMarketerから『2015年のマーケティング・テクノロジーにおけるブランドおよびエージェンシーにとって重要な9つのトレンド』と題されたリポートが発表された。既に3月に入った今、このタイトルだけを見ると「いまらさ感」を強く感じてしまうかもしれない。だが、これは単なる業界のトレンド解説ではない。

 このリポートは、今後、企業がデジタルマーケティングをどう位置づけ、どう取り組んでいくべきか、また、その際にどういったマインドセットを持つべきかを示唆しており、「トレンド」というよりはむしろ「今後のマーケティングおよびマーケッターのあり方」に対する提言といえる。

 さて、その「トレンド」だが、まとめると以下のようになる。

 第一のトレンドは「マーケティング・テクノロジーは専門実務からビジネスの根幹を扱うものへ進化する」というものである。

 顧客を「個客」と書くケースが増えてきたように、昨今、マーケティング活動そのものがマスマーケティングから、より個人あるいは中小規模のセグメントに対してピンポイントで施策を展開していく形へ変化している。そのカギとなるのが顧客や消費者に関する「データ」であり、その「データ」を分析し、施策に落とし込むためのマーケティング・テクノロジーの位置づけが、今までより重要になっている。

 この傾向が加速した結果、マーケティング・テクノロジーは、今や単なる専門実務の領域からビジネスの根幹を担う存在へと、その立場を変えている。より重要性を増す中で、「マーケティング・テクノロジーの世界は拡大し、成長する一方である」という第二のトレンドが生まれてくるのは、当然の流れだと言ってもいいだろう。実際、データ分析は、ビジネスにおいてもはや無くてはならない要素となっており、関連するテクノロジーに対する投資も高まっている。これが3つ目のトレンドだ。

 もちろん、この流れが加速してくることで、マーケティング業務に携わるマーケッターにも変化が求められる。何よりも「技術の良し悪しを見極め、それを実装することが求められてくる」ことになる。これが4つ目のトレンドになる。