PR

 今年6月、「ニュース」に関して、非常に興味深い調査結果が2つ発表された。一つはロイター系列のシンクタンクであるReuters Institute for the Study of Journalismが発表した「Digital News Report 2015」。そして、もう一つは米ピュー研究所が発表した「The Evolving Role of News on Twitter and Facebook」である。これら2つのリポートを読み解いていくと、ソーシャルメディアが消費者にとっていかに重要なニュースソースの一つとしてとらえられているか、その動きが見えてくる。

 「Digital News Report 2015」では、1週間のうちに、少なくとも1回以上スマートフォンを使用してニュースをチェックするユーザーが、調査を実施した12カ国(欧米および日本)で、この2年間で37%から46%にまで増加したと報告。特に米国、英国、日本で、その伸びは顕著で、米国では28%から44%。英国では29%から42%、日本では19%から33%となっている。

 また、複数のデバイスからニュースをチェックすることも珍しくなくなっており、2つ以上のデバイスを使用するユーザーが45%。3つ以上のデバイスを使用するユーザーが16%という結果になっている。

 このように、スマートフォンなどモバイルデバイスでニュースをチェックするユーザーが増加してきた背景として、ソーシャルメディアの普及が要因として挙げられている。実際、米国では2014年から2015年にかけて、ニュースソースとして、ソーシャルメディアが新聞(紙に印刷されたものだけが対象で、電子版などは除く)を上回ったとしており、英国でも2015年から2016年にかけて同様の動きが広がると予測している。