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 米調査会社eMarketerが、米国のメディア接触時間についての2014年版の調査結果を発表した。スマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスが普及する中、消費者のメディア接触は激変している。その象徴ともいえる結果が2013年発表されたのは記憶に新しい。

 2013年の調査で、米国成人の1日当たりのデジタルメディアへの接触時間が5時間を超え、テレビに対する接触時間(約4時間半)を初めて追い抜いた。デジタルメディアへの接触時間の内訳では、PC(デスクトップ/ラップトップ)の利用がモバイルデバイス(非音声)を初めて上回っていた。

 今回発表された2014年版の調査結果でもこの傾向は変わらず、デジタルメディアそしてモバイルデバイスへのシフトが続いている。デジタルメディアに対する接触時間はテレビを追い抜いただけではなく、テレビとラジオを合計した時間にも迫るほどの勢いを見せている。

 モバイルデバイスに対するシフトはより急激であり、2013年の調査ではモバイルデバイスとPCの利用時間の差はわずか2分ほどだったが、2014年の調査では約40分の差が生じていた。

 この「デジタルメディアへのシフト」、および「モバイルデバイスへのシフト」を生み出す大きな要因の一つがSNSと動画、そしてインターネットラジオだ。特に今年の調査で、モバイルデバイスへのシフトを加速させているのが、これらのサービスのモバイルでの利用が活発化したことが鮮明になった。

 サービス別にみると、SNSではFacebookが、インターネットラジオではPandoraの勢いが非常に目立っている。FacebookがSNS利用時間の約33%、Pandoraがインターネットラジオ利用時間の60%以上を占めていた。

 こうした事情からeMarketerは、今回の調査からFacebookとPandoraの接触時間を個別に分析した結果を載せている。この両者のモバイルユーザーに対する浸透度は非常に高い。2014年9月に米comScoreが発表した「The U.S. Mobile App Report」でも、Facebookが「よく利用されているアプリランキング」の第1位に、Pandoraが5位にランクインしていた(関連記事:アプリで広がるモバイルマーケ、Facebookの重要度高まる)。