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M子 ハイ。その後、復興支援やボランティアという領域にとどまらず、スタートアップ企業や中小企業が資金を調達するためにクラウドファンディングを活用する動きが広がってきました。ベンチャー企業や中小企業、NPOなどの組織のほか、お店の立ち上げを計画している個人がクラウドファンディングで資金を集めて、製品開発やお店の開業資金を調達しています。クラウドファンディングは、金融機関やベンチャーキャピタルが投資対象と見ないような小規模な事業に資金調達の道を開いたといえるでしょう。

Sさん 新しい資金供給の仕組みがインターネットの世界に誕生しているんですね。

D太 クラウドファンディングの規模は年々、増加しています。米国のMassolutionという会社の調査によると2014年の世界のクラウドファンディングの規模は162億ドル。同社は15年には2倍以上の344億ドルに拡大すると予測しています。

Sさん そうですか。では、クラウドファンディングでどれくらいの額の資金が調達できるのですか? 私たちの場合、あと数百万円あれば開発を進められるのですが。

D太 海外では、数十億円の資金をクラウドファンディングで調達するケースもあるようです。日本では、3000万円調達すると大きい額になります。一方で、30万円の資金が得られればよし、と考える個人の起業家もいます。事業によって、目標とする調達額はまちまちです。

Sさん どうしたら、クラウドファンディングで資金を調達できるんですか? クラウドファンディングの仕組みについて教えてください。

M子 クラウドファンディングのプラットフォームを、運営する会社が立ち上がっています。資金を集めたい組織や個人と、それに応えて資金を提供しようという人々を結びつける役割を果たすのです。プラットフォーム運営会社のサイトに、自分たちがチャレンジしようと考えている事業の内容やその事業への思いを掲載します。クラウドファンディングの世界では、事業のことをプロジェクトと呼んでいます。

Sさん チャレンジャーの思いを受け止めた人が、資金を提供してくれるというわけですか。その資金の性格は寄付に相当するものですか? それともベンチャー企業に対する投資なのですか?

D太 スルドイ質問です!資金の提供者に対するリターンによって、クラウドファンディングは「購入型」「寄付型」「投資型」という3つのタイプに区分されます。購入型は、製品やサービスを開発しようというプロジェクトに向いています。資金を提供した人に対するリターンの典型は、出来上がった製品を優待価格で購入できること。2000円を提供した人に、市場価格3000円の製品が送られるというイメージです。

B主任 寄付型はどいうもの?