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D太 寄付型クラウドファンディングが対象とするのは、復興支援や福祉など公共性の高いプロジェクトで、リターンはありません。一方、投資型のリターンは金銭です。現在、メジャーなのは購入型と寄付型です。一方で、2015年5月に行われた金融商品取引法の改正によって、投資型が伸びるのではないかと見る向きもあります。

B主任 私たちに向いているのは購入型かな?

M子 ハイ。購入型の場合、資金調達以外の効果も得られるんですよ。

B主任 それはどんなこと?

M子 プロジェクトに価値があるかどうかを、確かめられることです。アイデアを温めている製品やお店が、市場に受け入れられるかが、ある程度分かります。資金調達の場が、テストマーケティング調査の場にもなるのです。

Sさん どういうことですか?

M子 「こういう製品を世の中に出したい」と試作品をクラウドファンディングのサイトに載せたとしましょう。資金を提供したいという人が多ければ、その製品に価値を見いだしてくれる人が多いということを意味します。つまり、その製品に市場性ありといえるわけです。

Sさん そうなったら勇気づけられます。

M子 量産化する前に“売れ筋”を見きわめることもできるんですよ。

B主任 それはどういうこと?

イラスト:武本恵美
イラスト:武本恵美

M子 照明器具を開発した中小製造業は、デザインの異なる複数の試作品を写真で紹介しました。資金を提供する人が得るリターンは、照明を安価に購入できること。なので出資する時に、好みのタイプの器具を選びます。それによって各器具の人気度が可視化できるというわけです。

B主任 なるほど。