「プロジェクトの工期は短縮できる」という短期連載を開始しました。今日公開した、第1回目のタイトルは「スケジュールを“攻める”」です。
スケジュールを短縮する方法に興味があり、本文を読んだところ、うなづかされる点がいくつもありました。記事から印象に残った部分を引用します。
「CCPMの実践を通じて、プロジェクトマネジャーの従来概念を捨て去ることになった。例えば『タスクが複数重なる状態を何とかやりくりするのがプロマネ』という思い込みが今まであったが、タスクの重なりを排除してメンバーを一つのタスクに専念させることが重要だと分かった。CCPMで成果を出せたのは、思い込みから脱したからだ」
文中にあるCCPMはクリティカルチェーン・プロジェクトマネジメントを略したものです。『ザ・ゴール』の著者であり制約理論の生みの親である故エリヤフ・ゴールドラット氏が考案した手法だといいます。
個人であれば、複数のタスクを並行してこなすことで行き詰まりを回避し、生産性を上げることもできそうですが、組織で進める場合、相互に関連する複数のプロジェクトを予定どおりに進めるのは簡単なことではありません。影響の大きなものを選び一つずつ進めていくというアプローチは新鮮でした。
連載は明日以降も続きます。ご一読ください。