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 EAという言葉をご存知の方も多いと思います。、エンタープライズアーキテクチャの略で、企業のシステム開発にかかわるキーワードとして話題に上ったのは十数年前だったでしょうか。

 「「全体の構造」を見て仕事をしていますか?」を読んでいて、久しぶりにEAという言葉を目にしました。記事から引用するなら、「企業活動(エンタープライズ)の全体構造(アーキテクチャ)を描く」がEAの本質ということになるでしょうか。

 EAの提唱者である、ジョン・ザックマン氏が来日し、ITpro EXPO 2016で講演するのが決まったのが記事執筆のきっかけだったようです。同氏へのインタビューを、「EAで変化を柔軟に乗り越える、様子見は禁物、まずは取りかかれ」として公開しています。10年以上前の取材ですが、今でもうなづかされる箇所がいくつもあります。

 最も印象的だった部分を引用します。

 「過去40年間、IT業界はモデルなしにやってきました。場当たり的にプログラムを書いて情報システムを作り、今に至っています。その結果、どうなりましたか。少なくない数の企業や組織が、情報システムの扱いに困っています。システムは柔軟性がなく、再利用が難しい上に、多額の運用コストがかかっています。データの整合性も必ずしもとれていません。

 そろそろ、こうした状況から脱却してはどうでしょうか。情報システムがエンジニアリングの対象であるとの認識を持って、設計図に当たるモデルを作るのです。そうするうちに、どういう設計をすれば良くて、どういう設計をしてはいけないかが次第に分かってくると思います。ですから、私は「モデルを策定し始めました」と聞くだけでうれしくなってしまいます」

 EAは今も死んでいません。