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 「デマを簡単に信じる中高生、狭い空間での情報拡散をSNSが増幅」という記事を公開しています。連載企画「『ソーシャル新人類』の不夜城~10代は何を考えているのか」で今日公開したものです。「デマ」という言葉が目に飛び込んできました。

 記事ではデマが広がる理由などについて触れています。まず指摘するのは、「実在の人物から直接発せられた情報の方が信頼される傾向にある」という「『イグゼンプラー効果(exemplar:典型、代表例)』」です。自分とつながっている知人や友人がSNSで発した情報には、イグゼンプラー効果が働きやすいということでしょう。

 デマが広がりやすくなる七つのパターンも、なるほどど思わせるものでした。以下に引用します。

  • 科学・医学情報など、専門知識がないと真偽が分かりづらいこと
  • 正しい情報を得ることが難しいため真偽を確かめづらいこと
  • メディアで誤報が流れたこと。その後修正が分かりやすい形で行われていない
  • エイプリルフールや企画などネタ元から生まれたもの
  • 他人や団体、政府などを貶める意図
  • 外国人などを差別する意図
  • 他人や団体、政府などに対する好意から生まれたもの

 悪意がないまま、誤解や思い込みでデマが生まれ、広がっていくことも少なくないようです。ソーシャルメディアの世界では、デマを伝えられだまされたはずの人間が、次の瞬間には伝える側、意図せずだます側に回ることが普通に起こり得ます。もし誰かが気付いたとしても、瞬く間に広がっていくデマを、すべての受け取り手に間違いだと伝えることは不可能に近いでしょう。

 多少の差はあるのかもしれませんが、中高生ばかりがデマを信じやすいとは思えません。一瞬で情報が世界に拡散するソーシャルメディア時代に、デマの広がらない社会をどうすれば作れるのか、少しでもデマを減らせるのか。難しい問題を突きつけられています。